緑の宝石とも称されるブロッコリーは、栄養価の高さからスーパーフードとしても注目されています。しかし、その魅力は栄養だけではありません。今回は、ブロッコリーが秘める驚きの美肌効果について、説明していきます。
ブロッコリーの紹介と歴史
地中海沿岸を原産とするブロッコリーは、キャベツやカリフラワーと同じアブラナ科の野菜です。
原種はキャベツの野生種でケールに近い系統からできた野菜と考えられ、カリフラワーの原型とされています。
古代ローマ時代から野菜として栽培され始め、中世になってヨーロッパ中に広まりましたが、キャベツやカリフラワーに比べマイナーな存在でした。
16世紀頃イタリアで改良され、現在のブロッコリーの形になったと考えられています。
日本へは明治時代初期に観賞用に渡来しましたが、当時は高価な野菜であり、一般的には普及しませんでした。
本格的に栽培が始まったのは第二次世界大戦後です。
近年、健康志向の高まりからブロッコリーの栄養価が見直され、今では食卓に欠かせない野菜の一つとなりました。
ブロッコリーの美容効果
ブロッコリーは、栄養価の高さからスーパーフードとして注目されていますが、その美容効果はあまり知られていません。
ビタミンC
- 別名「抗酸化ビタミン」とも呼ばれ、シミやそばかすを防ぎ、肌のハリを保つ効果があります。
- ブロッコリーには、レモンの約2倍ものビタミンCが含まれています。
ビタミンA
- 皮膚の新陳代謝を促進し、ニキビや肌荒れを予防する効果があります。
- ビタミンCと同様に抗酸化作用もあり、老化を防ぐ効果も期待できます。
スルフォラファン
- 抗酸化作用と解毒作用があり、細胞のダメージを防ぎ、老化を遅らせる効果があります。
- ブロッコリースプラウト(ブロッコリーの新芽)に多く含まれていますが、ブロッコリーにも少量含まれています。
その他
- 食物繊維が豊富で、腸内環境を整え、美肌効果を高める効果があります。
- カリウムが含まれており、むくみ解消効果も期待できます。
ブロッコリーの美容効果を高める食べ方
ブロッコリーの美容効果を高める食べ方をいくつかご紹介します。
ビタミンCを逃さない調理法
- ビタミンCは熱に弱いので、生で食べるのがおすすめです。
- サラダやスムージーにして取り入れましょう。
- どうしても加熱する場合は、電子レンジや蒸し調理がおすすめです。
スルフォラファンを増やす調理法
- スルフォラファンは、加熱することで発生しやすくなります。
- 茹でたり炒めたりするのも良いでしょう。
- ただし、加熱しすぎると栄養素が損なわれてしまうので、注意が必要です。
彩りを鮮やかに、栄養価アップ
- ブロッコリーと一緒に、他の野菜も食べるようにしましょう。
- トマトやパプリカなど、赤い色の野菜は、リコピンという抗酸化物質が豊富に含まれています。
- リコピンは、ビタミンCと一緒に摂取することで効果がアップします。
その他
- ブロッコリーを選ぶ際は、蕾が小さく、鮮やかな緑色のものを選びましょう。
- 調理する際は、長時間の加熱は避け、シャキシャキとした食感を残しましょう。
- ブロッコリーが苦手な方は、サプリメントで補うのも良いでしょう。
簡単ブロッコリーレシピ
ブロッコリーとツナのサラダ
- 材料:
- ブロッコリー:1/2株
- ツナ缶:1缶
- マヨネーズ:大さじ2
- 塩:少々
- こしょう:少々
- 作り方:
- ブロッコリーは小房に分け、塩茹でする。
- ツナ缶は油を切ってほぐしておく。
- ボウルにブロッコリー、ツナ、マヨネーズ、塩、こしょうを入れて混ぜ合わせる。
ブロッコリーの胡麻和え
- 材料:
- ブロッコリー:1/2株
- すりごま:大さじ2
- 醤油:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 砂糖:小さじ1
- 作り方:
- ブロッコリーは小房に分け、塩茹でする。
- ボウルにすりごま、醤油、みりん、砂糖を入れて混ぜる。
- 2にブロッコリーを加えて和える。
ブロッコリーとベーコンのスープ
- 材料:
- ブロッコリー:1/2株
- ベーコン:50g
- 玉ねぎ:1/2個
- 水:400ml
- コンソメキューブ:1個
- 塩:少々
- こしょう:少々
- 作り方:
- ブロッコリーは小房に分け、玉ねぎは薄切りにする。
- 鍋にベーコンと玉ねぎを入れて炒め、香りが出てきたら水とコンソメキューブを加える。
- 沸騰したらブロッコリーを加えて5分ほど煮込む。
- 塩、こしょうで味を調える。
ブロッコリーのチーズ焼き
- 材料:
- ブロッコリー:1/2株
- 溶けるチーズ:適量
- マヨネーズ:大さじ1
- 塩:少々
- こしょう:少々
- 作り方:
- ブロッコリーは小房に分け、塩茹でする。
- 耐熱皿にブロッコリーを並べ、マヨネーズ、塩、こしょうをかける。
- 溶けるチーズをかけて、オーブントースターでチーズが溶けるまで焼く。
ポイント
- ブロッコリーは茹で過ぎないように注意しましょう。
- 他の野菜を加えても美味しくいただけます。
- チーズ焼きは、お好みでパン粉をかけたり、ベーコンを加えたりしても良いでしょう。
ブロッコリーの美容効果の声
実際にブロッコリーを美容のために食べている方の声をご紹介します。
ニキビが減った
「毎日の食生活にブロッコリーを取り入れてから、ニキビが減りました。以前は肌荒れもひどかったのですが、今はだいぶ改善されました。」(30代女性)
肌のハリがアップした
「ブロッコリーのスムージーを毎日飲んでいます。すると、肌のハリがアップして、くすみもなくなりました。化粧ノリも良くなった気がします。」(40代女性)
シミが薄くなった
「ブロッコリーを積極的に食べるようになってから、シミが薄くなったような気がします。日焼け止めも欠かさず塗っているので、その効果も大きいと思います。」(50代女性)
肌がワントーン明るくなった
「ブロッコリーとツナのサラダを週に2~3回作っています。すると、肌がワントーン明るくなったような気がします。周りからも肌が綺麗になったと言われます。」(20代女性)
*これらの口コミ・レビューはあくまで一例であり、効果には個人差があることをご了承ください。
まとめ
ブロッコリーには、ビタミンC、ビタミンA、カリウム、食物繊維など、美容と健康に効果的な栄養素が豊富に含まれています。
特に、ビタミンCは抗酸化作用があり、シミやそばかすを防ぎ、肌のハリを保つ効果があります。
また、ビタミンAは皮膚の新陳代謝を促進し、ニキビや肌荒れを予防する効果があります。
さらに、スルフォラファンという成分には、抗酸化作用と解毒作用があり、細胞のダメージを防ぎ、老化を遅らせる効果があります。
今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひブロッコリーを毎日の食卓に取り入れて、内側から輝くような美肌と健康を目指しましょう!